ビットコインは採掘を通して供給され、現在約1200万枚が供給済みです。そして4年毎に供給量が半減する半減期があります。半減期とはマイナーがマイニングによって受け取れる報酬量(新規ビットコイン)が半分に減ってしまう時期のことを言います。

ビットコインがスタートした2009年の時点で、マイニングによって受け取れるビットコインは「50BTC」でした。

その後、2012年に一度目の半減期により、マイニングの報酬は「25BTC」になりました。現在は、2016年に二度目の半減期により報酬は「12.5BTC」となり、その後も4年に一度半減期を迎え、2140年頃、2100万枚の上限に達することになります。

送金に便利なビットコイン

ビットコインユーザーは、個々がオリジナルのアドレスを保有しています。
このアドレスは、銀行のシステムのように国家等とは関係がなく、ビットコインユーザーは、100円相当のビットコインでも、0.1円相当のビットコインでも世界中の誰から誰にでも送金をすることができます。

その上、日本にいると分からないですが、海外の銀行からお金を送金する場合、送金処理に長い時間及び高額な手数料がかかります。
例えば、アメリカ国内の送金は概ね、一件につき15ドルかかり、送金に数日間という時間がかかります。
国際送金となると、40ドル以上、1週間以上かかるケースもあります。

またクレジットカード決済を導入している店舗が支払う手数料も安価とは言えません。

ビットコインは、送金したい相手のアドレスを指定すれば、世界中の誰にでも、安価な手数料で即時に送金できます(正確には、送金確認に10分以上かかります。また、取引の増加により手数料が高額になってきていますが、今後はSegWitという取引処理速度をアップするシステムを導入する取引所が増えていくでしょう。現在、日本の取引所では、bitFlyerとBitbankのみがSegWitを導入しています)。

ビットコインは仮想通貨1.0とも呼ばれており、これを基準に今出ている仮想通貨は生まれています。

5月22日はピザの日

今でこそ、お店でも決済手段として利用できるようになっているビットコインですが、『2枚のピザ』を購入したのが最初の取引と言われています。

それは、インターネットの掲示版にプログラマーが「誰かビットコインをピザと交換しないか?」と書き込みを行ったことが始まりでした。

それを見た別のプログラマーがピザを注文して自宅にデリバリーして届け、ピザを貰ったプログラマーは、その相手に10,000ビットコインを送りました。

これが一番最初のビットコインの取引で、まさに暗号通貨が価値を持った瞬間でした。

1BTC=100万円だとすると、10,000BTCは現在「10億円」の価値を持っていることになります。

その時、ピザをデリバリーした人がビットコインをまだ保有していれば億万長者ですね。

ちなみにアメリカでは、5月22日はピザの日と呼ばれています。

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