ICOのプロジェクトは、イーサリアムを利用して実施され、ICOへの参加はイーサリアムが支払いに使用されるケースがほとんどです。

これまで、詐欺のパターンとして、ICOで資金を集めるだけ集めた後、プロジェクトの運営と連絡が一切とれなくなってしまうケースが主なパターンでした。

しかし、「ICOで投資したお金と引き換えに発行されたコインをもらい、そのコインが約束通り取引所に上場したまでは良いけれど、ロードマップどおりに開発が進まず失敗に終わり、上場した取引所からもコインがなくなってしまって何の価値もなくなってしまう」という詐欺とはいい切れないケースもあるので注意が必要です。

日本の仮想通貨がらみの詐欺では、「クローバーコイン」が有名です。

一度、香港の取引所に上場した後に、リストから消えていました。

有名な詐欺コインであり、再度価値が上昇することはないでしょう。

クローバーコインについては、今後改めて公開をしていきます。

仮想通貨投資詐欺の集客方法

現在日本で行われている仮想通貨詐欺は、アフィリエイト(成功報酬型広告)により集客をするのが流行っています。

例えば、詐欺師が広告主として、「絶対に儲かるプロジェクト」という広告媒体を掲載してくれるインターネット上のサイト運営主を募集し、客引きが成功したら1人につき成功報酬を3000円払う、という広告を出します。

サイトの運営主がサイト内に詐欺師の広告を掲載します。

そのサイトの訪問者がその広告を見て、「絶対に儲かるプロジェクト」の登録をしてしまったとします。

すると詐欺師は、登録してしまった人が喜びそうな「絶対に儲かる」という情報を、何度も送ることにより、次第に洗脳をしていきます。

洗脳されてしまった登録者は、後に大金を支払ってしまいます。

仮想通貨投資詐欺の集客の流れは大体このような感じです。

個人情報は転売され、別の詐欺師から新しい投資案件の案内が届く恐れがあります。

ICO詐欺チェックポイント

●公式ホームページがない

●ホワイトペーパーがない(日本語のホワイトペーパーのみで、外国語のホワイトペーパーがない)

●ホワイトペーパーがでいいことしか書かれてない(抽象的なことや綺麗ごとばかり)

●コインを支持するコミュニティや掲示板がない

●ICOチームや開発者の名前が不明またはICO関係者の名前を調べても、結局不明

●セミナーに参加しても情報が薄い

●セミナーの雰囲気が悪い(他の客がサクラの可能性)

●発行されるコインの値上がりを保証している

ICO案件に参加することを検討している場合は、これらのチェックポイントをしっかりと把握したうえで、十分すぎるくらいに下調べを行い、絶対に詐欺にひっかからないようにして下さい。

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