• Founder & CEO of SynchroLife,Limited 神谷知愛

■安昌浩氏
仮想通貨が抱えるコミュニティは、共走者である(中央集権を主体にしているが上も下もなく、共に走っている)。

コミュニティマネジメント的な観点から見ても、過去にトークンが暴落した時、コミュニティに対してトークン価格の話をせずに、どうしてこのトークンが必要なのかということを説明したところ、コミュニティは納得してくれた。

コミュニティの話で言うと、海外にはトークンを買い支えてくれる組織があり、トークンを買うという話を持ちかけられたこともある(ALISは話を持ちかけられてもやってはいないが、大きなプロジェクトも利用していたりする)。

トークンのメリットは、トークン発行側がコミュニティと一緒に事業をやっているという一体感をコミュニティで体現出来るところである(この点が、株式会社と株主の関係と違う)。

デメリットは、上手くユーザーと対話が出来ないと、トークン価格に一喜一憂することになり、荒れた株主総会が毎日続いているような状態になる。

インターネット上で、アウトプットをしているのはごく一部であるので、ALISは信頼の可視化を目指しているが、人々が全員アウトプットすることが出来る潤滑油を目指している。

質より量であり、量があれば良い質の物もあるので、誰でもALISに参加出来るような環境・10万ユーザーが将来的な目標である。

ALISは、資本主義社会でない枠組み・トークンエコノミーを作っていく。

ユーザーの方々は、ALISを使ってフィードバッグしてほしい。

■神谷知愛氏

ALISと同様に、共に走っていく仲間がいるところがコミュニティの良いところであると考えている。

シンクロライフのコミュニティは、二層に分かれており、「グルメ通コアコミュニティ」と「トークンコミュニティ」に分けられる(自然に分派してしまった)。

シンクロライフは、ICO後に未上場だったことによって「トークンコミュ二ティ」からスキャム等とボロクソに言われていたが、誠実に対応して発信し続けていたら、約3か月で収まった。

グルメのコミュニティだったら、ぐるナビ等の大型サービスでもいいだろうが、シンクロライフの新しいサービスを求めてくるという確かなニーズがある。

レビューの中にも、良いレビューと悪いレビューがあるがそれを分ける。

レストランレビューには、インセンティブ(トークン)が欲しいからレビューするというレビューがあるが、そういったレビューは求めていない。

レストラン開拓を真剣にしたい人でなければトークンはもらえず、トークンが配布されている量に質の良し悪しが現れる。

「Next Economy Conference 2018」〜コイン相場1周年記念〜参加レポート その3に続きます。

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