イーサリアムのハードフォークは4段階

イーサリアムは、スケーラビリティ問題の解決やマイニング方法の変更等、機能を改善する為のハードフォークが、4段階予定されています。

このハードフォークは、基本的に通貨としての分裂は発生せず、イーサリアムを運営・開発するコミュニティの合意によって行われます。

現在、3段階目前半までが終了しており、次のハードフォークは3段階目の後半で、2019年1月中旬に実施予定です。

第1段階:Frontier(フロンティア)

第1段階目のハードフォークは、Frontier(フロンティア)といい、2015年7月に実施されました。

Frontier(フロンティア)では、バグの修正やスマートコントラクト等の機能試験が目的で、これによって、イーサリアムが正式にリリースされました。

第2段階:Homestead(ホームステッド)

第2段階目のハードフォークは、Homestead(ホームステッド)といい、2016年3月に実施されました。

Homestead(ホームステッド)では、マイニング難易度の調整が目的で、これによって、マイニング難易度が緩和されて、マイナーが集中する一極化が軽減されて、トランザクションの承認スピードが向上して、スケーラビリティ問題解決に向けて前進しました。

第3段階:Metropolis(メトロポリス)

第3段階目は、Metropolis(メトロポリス)といい、その中で2つに分かれています。

  • 第3段階目その1:Byzantium(ビザンティウム)

第3段階目のその1は、Byzantium(ビザンティウム)といい、PoWからPoSへのコンセンサスアルゴリズムの変更する準備が行われて、2017年10月に実施されました。

主な目的は、PoWの問題点として挙げられてきた、マイニングによる電力の大量消費や51%攻撃の問題が解決し、PoSであるのでイーサリアムの保有量に応じてマイナーが決定するシステムになります。

また、2度目のマイニングの難易度の調整やトランザクションの匿名化等が実装されました。

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