ビットグレイル、訴訟を控えることを条件に自社トークンで被害者に補償
出典: https://bitgrail.com/images/logoSocial.jpg
事件当初補償をしないと発表していたビットグレイルが訴訟を控えることを条件に自社トークンで補償することがわかりました。
お気に入りに追加ビットグレイルが被害者に補償
イタリアの仮想通貨取引所であるビットグレイルが14日に、先月起こった1憶9500万ドル相当のナノ(XRB)の不正流出での被害者への補填を行うと発表しました。補償の条件として、いかなる法的措置も控えるという契約書に署名することだそうです。
ビットグレイルのサイトの中に、「盗難の被害者のプラットフォームの利用は、和解契約の署名による拘束を受ける。この契約はユーザーはいかなるタイプの法的措置を放棄することを表明することとなり、正式な文書の形でまとめなくてはならない」と書かれています。
ビットグレイルはセキュリティーが破られたことの責任を取るつもりはなく、ナノのソフトウェアに欠陥があったと主張しています。ビットグレイルには過失がなく、ハッキングの被害者であるとも表明しています。
ビットグレイルは、ユーザーに対して、ビットトレイル・シェア(BGS)というトークンを発行して、補償の一部とします。被害者へは、損失額の20%分をXRBで、残りの80%をBGSで補償する予定です。
ナノのパブリックブロックチェーンエクスプローラによると、ビットグレイルはハッキングやサイバー攻撃に脆弱なホットウォレットをXRBの保管に使っていたそうです。