欧州銀行監督局(EBA)が、EU各国で仮想通貨に関する規制が統一されていない状態を、統一すべきと指摘

2019年1月9日、欧州銀行監督局(EBA)が、EU各国で仮想通貨に関する規制がバラバラであることについて、今後EUが積極的に対応していくべきであると指摘しました。

欧州銀行監督局は、現在EUで施行されている金融サービス規制関連の法律が、仮想通貨に対して適応力がどの程度あるのかまとめたレポートにおいて、「仮想通貨はEUの金融サービス規制関連の法律の範囲外にある」と指摘した上で、「現在は金融の安定性を脅かすほどではないが、限定的なケースでのみ取引されている」状態を懸念しています。

また、EU各国で仮想通貨に関する規制がバラバラなので、消費者保護等の為に、今後EUが積極的に対応していくべきであるとした上で、FATF(金融活動作業部会)の方針にしたがって仮想通貨規制を進めていくことをアドバイスしました。

FATFは、仮想通貨によるマネーロンダリング対策等をどのように規制するかに関する詳細事項を、2019年6月までに発表する予定です。

関連するまとめ

NASDAQのCEOが「仮想通貨はグローバル通貨になる可能性がある」とコメント

2019年1月21日、NASDAQのアデナ・フリードマンCEOが、「仮想通貨はグローバル通貨になる可能性があ…

ブロックチェーンスタイル / 626 view

みずほ銀行が仮想通貨を2019年3月に発行する!日本でもキャッシュレス化が進むのか!…

2018年12月26日、みずほフィナンシャルグループが、2019年3月に仮想通貨を発行決定したことを報じられ…

ブロックチェーンスタイル / 907 view

ベネズエラ政府発行の仮想通貨ペトロが、ベネズエラ政府への税金納付等への使用が可能に

2018年8月14日、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領がテレビ演説で、ベネズエラ政府が発行した仮想通貨ペ…

ブロックチェーンスタイル / 811 view