仮想通貨取引所によって仮想通貨の価格は違ってくるのは何故でしょうか。
取引所により、通貨の「買値」「売値」「買値と売値の価格差(スプレッド)」が変わってきます(特に高額であるビットコインだと取引所によっては1万円位の差があることもあります)。
よって今回は、色々な取引所によって価格に差があること(スプレッド)について解説します。
スプレッドとは
スプレッドとは、売買の際に生じる価格の差額のことです。
スプレッドが生じる理由
このような価格差が生じる理由は、こういった価格差(スプレッド)が取引所の手数料(利益)になるためです。
そのため、購入した通貨を即売却しても、スプレッドがあるため、手数料を取引所に取られてしまいます。
特に販売所で売買をする場合は、(取引板よりも速く通貨を購入できますが)相手がスプレッドを決めるため、注意をしないと売買価格が思っているより高額になってしまうこともあります。
販売所と取引板ではスプレッドが全然違う
販売所に比べて取引板のスプレッドは全然違います。
取引板は、取引所自身が通貨を販売するのではなく、買いたい側と売りたい側の価格の希望のマッチングなので、間に第三者が介在しないので、スプレッドは小さくなります。
取引所のデメリットは、
・少額ですが、取引所に対し手数料を支払う必要がある。
・購入(売却)したい価格で、売りたい人(買いたい人)が現れなければ取引が成立しない。
こと等が挙げられます。
※取引所の取引手数料は大体0%~0.2%くらいなので、1BTCが100万円の時、0.2%の手数料だと2000円程の手数料が取引所に取られてしまう計算になります。
また、日本の取引所の中でZaifは、「ビットコインマイナス手数料」というキャンペーンを行っており、取引をするとボーナスがもらえる仕組みになっています。
日によってスプレッドが違う理由
日が変わると、スプレッドも変化します。
理由は2つあり、
・流動性の変化
・レートの急激な変化
です。
流動性の変化
仮想通貨を購入する人や売る人が多い時は「流動性が高い」といい、購入する人や売る人が少ない時は「流動性が低い」と言います。
購入する人や売る人が少ない場合、取引所は大量の注文が入って急激に価格を動かして操作することが出来るため、スプレッドとして手数料を多くとり、価格を安定させようとしています。