犯罪に用いられるビットコインのトランザクションが減少している

これまで、ビットコインをはじめとした仮想通貨は、犯罪取引に用いられているイメージが強く、ビットコインに対して批判的だった人達は、「マネーロンダリングやテロ資金供与等の不法行為に対して用いられるから仮想通貨は危険だ」という論調を展開してきました。

そんなイメージのビットコインですが、「取引量はここ数年で大きくなっているが、犯罪利用のトランザクション(取引)が10%まで低下している」と、アメリカ麻薬取締局(DEA)の捜査官の話が報じられました。

しかし、ビットコインをはじめとした仮想通貨が世界的に普及するようになったことにより、ほとんどすべてのトランザクションが適法な取引になったと、捜査官は語ります。

また、モネロ(XMR)やジーキャッシュ(ZCASH)等の匿名通貨は、ビットコインよりも匿名性は高いが、流動性が低いので、「匿名通貨にあっても追跡する方法を持っている。ブロックチェーンは、私達(捜査側)に個人を識別するための多くのツールをもたらしてくれるので、私達は犯罪者が仮想通貨を使って欲しいと考えている」と述べました。

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