2018年10月28日現在、ビットコインの価格は約71万5千円という価格をつけていて、その時価総額は、約2,000種類以上あるコインの中で圧倒的なビットコインドミナンスを誇っている。

しかし、ビットコインの性能はというと送金スピードが数ある仮想通貨の中で最も遅い等、仮想通貨の中で最も性能が悪いと言える・・何故最も性能が劣っている仮想通貨であるビットコインが最も高い時価総額を占めているのだろうか？

ビットコインの時価総額(価値)が高い理由の一つに、ブロックチェーン技術を用いて、世界で初めて誕生した仮想通貨ということが挙げられる。

そして、このブロックチェーン技術が革新的な技術として世界中で注目されて、ブロックチェーンを用いた後続のアルトコインという仮想通貨がICO(イニシャル・コイン・オファリング)を含めて誕生していき、今に至ることになる。

ビットコインは、コンピューターに対する命令を行うプログラムで稼働しており、そのソースコード(ブロックチェーンのプログラムの設計図)が、無料で公開されていることにより、誰でも自由に仮想通貨を開発することができるようになったことも、ビットコインの信頼性が高く時価総額が高い要因と挙げられるだろう。

2009年に誕生したとされるビットコインは、当初から管理者や特定の開発者もなく、ナカモトサトシという匿名の人物の論文を元に、非中央集権制に感銘を受けた人々によって、作られたと言われている。

国家が発行・管理している、法定通貨(円やドル等)は、中央集権的なシステム構築がなされているが、ビットコインは非中央集権制となっており、そういったものではなく、誰もビットコインを管理していないし、発行者も存在しない。

管理者も発行者もないにもかかわらず、2009年から存在し、仮想通貨の中でも存在感を発揮し続けている・・このことがビットコインの大きな信用となり、ビットコインは仮想通貨の中でも大きなビットコインドミナンスを維持し続けている要因と言えるだろう。