Burn(バーン)についてザックリと説明

Burn(バーン)とは、英語では「燃やす」という意味ですが、仮想通貨に用いられるBurnは、法定通貨の紙幣を燃やすことに例えて、既に発行済の仮想通貨の枚数を減らすことを意味しています。

Burnとは?

発行済の仮想通貨の枚数を減らすことに何の意味があるのかというと、既に市場に流通している仮想通貨量を減らすことによって、仮想通貨の価値を上げるという目的があります(実際には、仮想通貨の運営元が、出回っている仮想通貨を買い戻す等して回収し、破棄を行う)。

例えば、インフレで物価が上がって法定通貨の価値が下落している時に中央銀行は、市場から法定通貨を回収することによって流通している法定通貨の供給量を減らし、法定通貨の価値を上げる施策を行いますが、Burnはこれに近いイメージです。

運営元がどのように仮想通貨を破棄するかというと一例ですが、Burnを行う為の専用ウォレットに減らしたい量の仮想通貨を入れて、ウォレットの秘密鍵を誰にも分からないように処分することによって、減らしたい分の仮想通貨を減らします(=Burn)。

いきなりBurnと聞くと、聞きなれない言葉にドキッとしがちですが、仮想通貨の価値を上げたい投資家と価値が上がることによって、更に積極的な購入を促したい発行元との思惑が合致している試みと言えるでしょう。

Burnを行う仮想通貨として、世界有数の取引所であるBinanceの取引所コインBinance Coin(バイナンスコイン)が有名です。

関連事項

関連するまとめ

仮想通貨の地図「CryptoMaps」について

仮想通貨の市場を地図にした「CryptoMaps」というWEBサイトの紹介です。

ブロックチェーンスタイル / 946 view

仮想通貨の時価総額とビットコインドミナンスについて

仮想通貨の時価総額とビットコインドミナンスについて簡単に説明します。

ブロックチェーンスタイル / 740 view

ブロックチェーンについてスゴくザックリ説明

ブロックチェーンについてスゴくザックリ説明

ブロックチェーンスタイル / 809 view