イーサリアムのハードフォーク「コンスタンチノープル」がセキュリティの欠陥発見によって延期となる

2019年1月17日(日本時間)に実施予定であったイーサリアムのハードフォーク「コンスタンチノープル」の延期が発表されました。

延期の原因は、スマートコントラクト監査企業が発見したセキュリティーの脆弱性であり、仮想通貨市場は「コンスタンチノープル」の実施に向けて価格が上昇していましたが、今回の発表で一転急落しています。

スマートコントラクトの監査企業であるChainSecurity(チェーンセキュリティー)が、今回のハードフォーク「コンスタンチノープル」が実施されることによって、従来よりも安価なGAS(ガス)をイーサリアム・ネットワーク上の一部で使用出来るようになるが、リエントランシ攻撃が発生する問題が起きる可能性があると報告をしました。

この報告によって、「コンスタンチノープル」コーディネーターであるAfri Schoedon(アフリ・スコエドン)氏は、「少なくとも今週中はコンスタンチノープルは実施しない。延期をするので情報を待って欲しい」と発表をしました。

今回の「コンスタンチノープル」は、イーサリアムブロックチェーン上の、第708万ブロック以降に適用される予定で、それ以前のブロックから分岐が行われます。

コミュニティ内の多くが「コンスタンチノープル」を支持しているので、ビットコインキャッシュのハードフォークの時のような混乱は起きず、新たな仮想通貨は生まれないと見られていました。

「コンスタンチノープル」によるハードフォークによって、日本国内外の取引所においても、イーサリアムの入出金を一時的に停止すると発表し、概ねサポートを表明していました。

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