2017年に発生した被害者からビットコインをだまし取って絞殺した事件の被告に無期懲役を求刑
2017年にビットコインがだまし取られ、名古屋市西区のパート従業員女性が殺害された強盗殺事件及び電子計算機使用詐欺事件が発生しました。本件事案について、検察側と弁護側が主張を行い、被告人質問も行われて、検察が無期懲役を被告に対して求刑しました。
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2017年にビットコインがだまし取られ、名古屋市西区のパート従業員女性が殺害された強盗殺事件及び電子計算機使用詐欺事件が発生しました。
2019年1月31日、本件事案の罪に問われた被告の裁判員裁判の論告求刑公判が名古屋地裁で行われました。
検察側は、「一獲千金を狙って、何の落ち度のない被害者を殺害した。凶悪な犯行だ」として無期懲役を求刑し、弁護側は被告の刑事責任能力を否定し、「善悪を判断出来なかった」と無罪を主張、それに対して検察側は「合理的な行動をしていた」と反論しました。
被告人質問で、「ゲーム感覚で出てくる敵を倒していく感じだった。(奪った金品については)敵を倒した報酬みたいだった」等と述べていました。
起訴状によると、2017年6月18日、被告は滋賀県多賀町周辺で、被害者から現金約5万円等を奪い、被害者を絞殺して、6月20日に遺体を埋めて遺棄し、翌7月には、被害者のビットコイン用ウォレットに不正アクセスし、ビットコインを自分のウォレットに送金したとされています。
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