Cardanoプロジェクト3社の1社であるEMURGOは、ブロックチェーンエクスプローラー「セイザ」の近日リリースをIOHKサミットで発表

第3世代ブロックチェーンCardanoの内の1社である、商業特化した株式会EMURGOは、他のブロックチェーンエクスプローラーよりも多くの機能を備えた、EMURGO開発によるCardanoブロックチェーンエクスプローラー『セイザ』をリリースすることを発表します。

「セイザ」のリリースは5月末となる予定であり、「セイザ」は日本語の「星座」が由来となっており、EMURGO初のプロダクト「ヨロイ」のように、EMURGOに受け継がれる日本らしさを反映すると共に、ブロックチェーンにおける総合的な指針となることを目指すという意味が込められています。

「セイザ」の戦略的開発は、Cardanoの導入を推進するEMURGOの取り組みとシナジーがあり、ADA保有者に価値をもたらします。

ブロックチェーンエクスプローラーは、暗号通貨検索エンジンと同様に、ブロック・過去の取引や中断された取引・ウォレットアドレスの取引履歴など、特定のブロックチェーンに関するデータの検索に用いることができます。

ADA保有者は「セイザ」によって、現在240万以上の有効化されたブロックを持つCardanoについて、トランザクションを素早く追跡することが可能となります。

Cardanoは、通信ネットワークへの負担の少ないPoS(プルーフオブステーク)のコンセンサスメカニズムを採用しており、Cardanoが今後、公式にロードマップの第二段階「Byron」の時代から移行するのに伴い、Cardanoの暗号通貨であるADAの保有者は、まもなくステークプールに参加することができるようになります。

PoSを活用した正式なブロックチェーンプロトコルでは、より多くのADAのステーキングを行うユーザーは、ブロック作成者として選ばれる可能性が高くなり、ゆえに報酬を得る機会も拡大します。

このため、ネットワークの安全性を保ち、トランザクションの認証を行うにあたって、ステーキングは重要な役割を果たすと言えます。

ステークプールは常にオンラインであることを保証できる複数のユーザーにより運用され、ユーザーは自身のステークをプールに委任することができるようになります。

ADA保有者は『セイザ』により、こうしたステークプールのデータへの即自アクセスが可能となります。

チャールズCEO コメント

「EMURGOがこのようにコミュニティーにとって有用で革新的なプロダクトを開発したことに興奮しています。透明性を担保することはCardanoブロックチェーンの核たる機能であり、『セイザ』はこの機能を素晴らしい方法でユーザーに届けるでしょう」

ニコラス・アルケロスCTO コメント

「EMURGOの使命はCardanoコミュニティーに対して価値のあるプロダクトを提供していくことです。『セイザ』はユーザーフレンドリーなツールとして非常に重要です。Cardanoエコシステムのさらなる発展を実現するものとして、EMURGOは大きな喜びを感じながらこの開発に取り組むことができました」

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