イスラエル政府が同国の仮想通貨発行を検討
Israel Government Considering National Cryptocurrency
イスラエル政府が今使われている新シュケルの価値に連動した仮想通貨の発行を検討していることがわかった。国家的な仮想通貨の動きはロシアやドバイに続く動きである。
イスラエル財務省に近い人物によると、政府に登録されたデジタル通貨は同国GDPの22%を占めるまでになっている。
国内に流通する現金の量を大幅に減らす法案も検討しているという。
ただしデジタル通貨の発行に実際とりかかるのはまだ時間がかかりそうで、「経済整備法」が成立してからイスラエル中銀内で「デジタル・シュケル」の開発が検討されることになる。
2年前の現金流通の量を減らす法案はイスラエル議会で可決しなかったが、ビットコインや仮想通貨市場の盛り上がりを背景に議論が再燃している。
以前からMIT卒のイスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフ首相はビットコインが銀行にとってかわる可能性があると言及していた。首相はMIT卒業後、経済コンサルティングをしていてブロックチェーン技術を熟知しそれがどのように経済に影響を与えるかよく理解していると思われる。
今後のイスラエル政府の仮想通貨への対応に注目していきたい。