※2018年2月21日時点のものです
リスクの成り立ち
リスク(LSK)は、2016年の初めにOlivier BeddowsとMax KordekによってCrypti(クリプティ)という通貨からハードフォークされたアルトコインです。
その後、ICOによって580万ドルを調達、2016年5月24日に取引が可能となりました。
リスクの価格推移・時価総額・供給量・取引量
価格推移
2016年5月 約50円
2017年1月 約15円
2017年6月 約350円
2017年12月 約3,000円
2018年2月21日 約2,800円
リスクの特徴
開発言語にJavascriptを採用している
リスクの特徴として、開発言語にJavascriptを採用しているという点が挙げられます。
ジャバスクリプトは世界的に有名で普遍的なプログラミング言語と言われています。
ジャバスクリプトは、ホームぺージを作るウェブデザイナーやプログラマーにもおなじみなプログラミング言語であるため、リスク上で開発者がアプリを開発しやすいというメリットがあります。
サイドチェーンを主に使用
リスクの特徴として挙げられるのが、スマートコントラクトの機能がメインチェーンに付随するサイドチェーンに書き込まれる点です。
リスクは、ブロックチェーンの他にサイドチェーンによって構成されています。
ブロックチェーンにはサイドチェーンのリンクが貼ってあり、それぞれのプラットフォーム上にサイドチェーンが構成される、というイメージです。
そして、メインチェーンにはサイドチェーンへのリンクが記述され、それぞれのサイドチェーン上でアプリケーションが稼働しています。
こうすることで、万が一ハッキングを受けたとしても、サイドチェーンが存在することで 開発者側がコントロールすることが出来ます。
つまり、ブロックチェーンは、改ざんが出来ない代わりに、書き換えることもできませんが、カスタマイズが自在なサイドチェーンがあることで、ハッキング等にも対応することが出来るということです。
さらに、重大なバグが発見された際にもサイドチェーンで柔軟に対応することができ、処理能力の向上というメリットもあります。
イーサリアムは、ハッキングにより、ブロックチェーンを分岐するハードフォークを起こしたという過去があります。
また、ビットコインも、ビットコインとビットコインキャッシュにハードフォークしています。
ブロックチェーンは事実上改ざん不可能といわれていますが、このようにハッキングにあった場合は、それを書き換えて修正することが出来ず、ブロックチェーンを分岐するハードフォークが行われる場合があります。
しかし、サイドチェーンを持つ、リスクであれば、これらの改ざんがあったサイドチェーンのみを切り離すなど、柔軟に対応することが出来ます。
分散型アプリケーション
リスクは分散型アプリケーションという形式をとっています。
分散型アプリケーションとは、独自のルールでプログラムを決めて、仮想通貨をやりとりできる機能を持つアプリケーションでDApps(Decentralized Applicationsの略)と呼ばれます。
中央集権型とは違い、分散型アプリケーションプラットホームには、管理者はおらず、それぞれが決められたルールに基づき、開発、利用を行います。
分散型アプリケーションが展開されることで、リスク上ではそれぞれが自由にアプリケーションを開発し、また利用することが出来ます。
システムの利用も個人間となるわけですが、アプリケーションの利用に改ざんや不正ができない仮想通貨の技術を用いることで、管理者がいなくてもお互いの約束が担保されるのです。