つくば市がブロックチェーン技術とマイナンバーカードを組み合わせて国内初の選挙投票実施
つくば市が、ブロックチェーン技術を利用し、マイナンバーカードを組み合わせた投票を、国内で初めて実施します。
2018年7月31日、つくば市は今回のブロックチェーン投票実施の理由について、「投票内容の改竄防止や秘匿性を保つために、適正かつ効率的な投票の実現を図るために、ブロックチェーン技術を活用する」と、説明しました。
投票を行う手順は、
①投票所に設置されたカードリーダーにマイナンバーカードをセットする。
②認証画面に進み、電子証明書の署名用パスワードを入力して、本人確認を行う。
③投票画面に進み、投票する。
また、マイナンバーカードを使用して本人認証を行うが、システムを管理している者であっても、投票内容や投票者情報を紐づけて知ることはできないそうです。
本件投票は、期日前投票と本投票があり、期日前投票は8月20日から8月24日までの間、つくば市役所本庁舎で実施され、本投票は8月28日に「つくばカピオホール」で10時から16時までの間実施されます。
ブロックチェーンを用いた投票は、世界でも取り組みが進んでいる。7月には「クリプト・バレー」とも呼ばれている、スイスのツーク市で住民投票にブロックチェーンが活用された。また米国ウェストバージニア州でも予備選挙を行う際、ブロックチェーンとスマートフォンを組み合わせた投票の実証実験が行われている。