リップル社CEOが2018年中にXRP使用のxRapidを世界大手銀行に導入することを表明

「2018年中に、主要な大手銀行がリップル社の技術「xRapid」を導入する」と同社のCEOであるBrad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏がCNBCのインタビューに答えて、話題になっています。

リップル社は、国際決済サービスを提供するソリューションを複数開発していますが、リップル社が提供する仮想通貨XRPを用いた技術である「xRapid」が大手銀行で用いられると明かにされたのは初めてです(リップル社の技術である「xCurrent」は、スペイン最大の金融機関「サンタンデール銀行」を初めとした世界各国の100以上の金融機関で導入されるなどされてきましたが、「xCurrent」はXRPを用いないので、XRPを用いた技術である「xRapid」が大手銀行に導入されるというのは、XRPにとって将来への第一歩です)。

「xRapid」は、ブロックチェーン技術を用いることにより、国際送金をより迅速・低コストで行うことを実現するために開発されたソリューションです。

2018年5月に、「xRapid」を用いた実証実験結果が発表されて、今後どのように用いられるようになるか注目を浴びていました。

結果として、

・これまで平均2〜3日かかっていた国際決済方法を約2分に短縮。
・決済スピードの向上や外国為替を利用する必要がなくなったことによって、約40〜70%のコスト削減に成功。

という著しい成果がありました。

今回は、金融機関や決済サービスでリップル社の技術が使われるという抽象的な話ではなく、大手銀行が「xRapid」を導入するというより具体的な話なので、期待がされています。

関連するまとめ

有名な投資家ティム・ドレイパー氏がインドの仮想通貨政策につい自説を述べる

インドの仮想通貨政策について、投資家ティム・ドレイパー氏が自説を述べました。

ブロックチェーンスタイル / 789 view

マルク・カルプレス被告(マウントゴックス社元社長)の公判で、懲役10年が求刑される

ビットコインが大量に消失した「マウントゴックス事件」を巡って、業務上横領などの罪に問われた倒産した仮想通貨取…

ブロックチェーンスタイル / 780 view

日本のフィンテック協会とシンガポールのフィンテック協会が覚書を交わす

Money 20/20 Asiaにおいて、日本とシンガポールのフィンテック協会が覚書を交わしました。

ブロックチェーンスタイル / 1292 view