日本円と連動したステーブルコイン仮想通貨「Zen」が 2019年上半期に実証実験を開始、ビットポイントが参加表明

2019年1月15日、BCCC(ブロックチェーン推進協会)が、2019年上半期に日本円と連動した仮想通貨「Zen」の実証実験の第2フェーズを行うことを発表し、金融庁から既に認可を受けている仮想通貨交換業者ビットポイントが参加することが明らかになりました。

仮想通貨Zenは、仮想通貨利用を企業間で促進する為に、開発が進められており、発行団体であるBCCCが1Zenを常時1円で買うことによって、1Zen=1円で価格をステーブルコインとして安定させる仕組みです。

開発に至っては、2017年に開発を行うことを発表し、Zaifの前身のテックビューロ等が参加して実証実験を行っていました。

今年行われる実証実験の第2フェーズにおいては、テックビューロから仮想通貨取引所Zaifを引き継いだフィスコ仮想通貨取引所の他に、ビットポイントが参加することになり、複数の仮想通貨交換所で実証実験が行われる予定です。

BCCC代表理事の平野洋一郎氏は「今後、他の仮想通貨交換業者にも参加を呼び掛けていく。法定通貨との為替変動が大きすぎる」として、2019年1月15日から実証実験には仮想通貨交換業者以外にも参加企業募集を開始し、

仮想通貨やブロックチェーン技術を企業が活用することによって、リアルタイムの決済化が行われて、企業の競争力向上につながると強調しました。

海外送金手数料についても、企業にとって大きな負担であるとも指摘し、送金コストの大幅な削減につながる可能性があると述べました。

2017年に行われた実証実験では、BCCCが運用していたプライベート版のイーサリアムネットワーク上で行われたが、2019年の実証実験では、パブリックチェーン上で行われる予定です。

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