訪日外国人客を意識したキャッシュレス化による決済導入の試みが加速する!?

電子部品等を扱う独立系のエレクトロニクス商社である加賀電子が、ゲームセンター等に設置されている業務用ゲーム機向けのスマートフォン決済端末を国内で初めて開発しました。

国内外からの主要決済サービスに対応することが出来る他、従来ゲームをプレイする際に必要であった専用のメダル等のコインの用意や両替をする手間を省き、法定通貨支払いに不慣れでキャッシュレス決済が当たり前になっている中国や韓国等からの訪日した外国人客の取り込みを後押しすることによって、外国人の滞在時間が増えて消費量のアップも見込めるとのことです。

今回開発したスマートフォン決済端末は、スマートフォン決済ソリューションを展開するスタートアップ企業であるネットスターズや日本アミューズメント産業協会と共同開発され、2015年から加賀電子が提供する「Suica」等の日本でも既に普及している電子マネー決済システムと、ネットスターズのソリューションがコラボレーションすることによって実現しました。

この決済サービスは、中国で爆発的に普及しているキャッシュレス決済サービスである「アリペイ」や「ウィーチャットペイ」に対応しており、日本国内のキャッシュレス決済サービスにおいても、yahoo!とSoftBankの「ペイペイや、LINEの「LINEペイ」、NTTDocomoの「d払い」、楽天の「楽天ペイ」等が利用することが出来て、対応するサービスは今後拡大していく予定で、日本でもラクビーのW杯や東京オリンピックの開催に向けて、訪日外国人客を意識したキャッシュレス化による決済導入の試みが加速していくかもしれません。

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