富士通、台湾のファミマでブロックチェーンの実証実験開始

台湾で3000店以上のファミリーマートを運営する全家便利商店、富士通株式会社及び台湾富士通、現地ベンチャー企業が共同で、ファミリーマート台湾重慶店において、ブロックチェーンやロボット技術を活用して店員の負担軽減や集客の向上を試みる実験が2018年3月29日から行われています。

今回の試みでは、店舗で3Dカメラを設置した来店客の把握やPOSレジ(お客との金銭のやりとりを記録し、売上情報を管理するシステムを搭載したレジ)と電子棚札(価格表示ミスをなくし、貼り替え作業の負担を軽減する機材)の連携による自動更新、コミュニケーションロボットを活用した店舗案内や映像配信サービス等を行っていきます。

ブロックチェーン技術は、店舗で行われるスタンプラリーのスタンプやクーポンの履歴等といった顧客情報の管理に利用し、スタンプ台帳の改竄防止やユーザー間のスタンプ交換等に用いられます。

富士通は、

「ブロックチェーンやロボット技術等といった最新のテクノロジーを体験する為に来客が増えています。今回実験を行っているファミリーマート重慶店では、店員の負担軽減を目指しています」

とコメントしています。

ブロックチェーン技術を用いた富士通のスタンプ取得システムの実証実験は、小田急電鉄が2017年に実施済です。

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