ERC20とは?

ERC20とは、イーサリアムのシステムのことで、「Ethereum RFC (Request for Comment)」の略であり、その20番目なのでERC20と呼ばれています。

このERC20を使用することによって、新規のトークンをイーサリアムのブロックチェーン上で発行することが出来て、その汎用性から現在は、ほとんどのトークンがERC20によって発行されています。

ERC223とは?

ERC223は、ERC20を改良したもので、改良したことによって大きく能力が向上しました。

  • 送金手数料が安価になる

イーサリアムを送金する際には、手数料(GAS)が必要なのですが、これがERC20の時よりも少量で済むので手数料が安価になります。

  • 送金先アドレスを間違えたことによるセルフゴックスを防げる

これまで、ERC20を使用したトークンを送金しようとした際に、送金先のアドレスを間違えて送金してしまうと、そのトークンは消滅してしまって二度と戻ってきません(いわゆるセルフゴックス)。

送金の際に、送り先のアドレスを間違えてしまって、これまではセルフゴックスしてしまったというものが、ERC223を利用する場合、送り先のアドレスを間違えてしまっても、送り主に返還されるようになり、送金アドレス入力ミスによるトークンの消滅を事前に防ぐことが出来ます。

今後は、ERC20よりもERC223を使ったICOが増えてくると思われます。

関連事項

関連するまとめ

仮想通貨は休日明けに値上がりする?

GW休み明けや正月休み明け等、実際のところどうなのでしょうか?

ブロックチェーンスタイル / 1076 view

法定通貨が仮想通貨市場へ入ってくる様子を可視化する「fiatleak」というサイトの…

法定通貨が仮想通貨市場へ入ってくる様子がリアルタイムで分かる「fiatleak」というサイトのご紹介です。

ブロックチェーンスタイル / 1293 view

Burn(バーン)についてザックリと説明

Burn(バーン)とは、英語では「燃やす」という意味ですが、仮想通貨に用いられるBurnは、法定通貨の紙幣を…

ブロックチェーンスタイル / 838 view